財産の分け方、大丈夫?

お互いを理解していたと思っていたとしても、突然の別れというものはどんなカップルにも訪れる可能性があります。
離婚という選択を決意するまでにいたった経緯というものには、お互いに相当な感情の蓄積があったことと思います。

そういったこともあり、いざ離婚しましょうという段階になったときには、お互いが疲れ果てて何に対しても「心ここにあらず」といったことになりやすい状態になってしまうことが珍しくありません。
しかし、そんなときだからこそ、将来の自分のためにもしなければならないお金の話をしっかりとしておくことが非常に大切です。

まず、覚えておきたいことに離婚時の財産分与には2年という期限があるということです。
これは、厳密には離婚届を出した日の翌日から2年間という期限になりますが、仮に離婚時に話し合いをすることも嫌になり、いろいろなことをそのままにして別々になったという夫婦がいたとしたら、離婚後2年間の期間は財産相続の話し合いができるということです。

もしも、2人の関係が悪化していて財産分与の話どころじゃないという場合には、いったん話し合いを保留にして、冷静になった状態で再び財産分与のことを決めていくのがよいと思います。
くれぐれも、感情の勢いにまかせて自分に不利になるような決め事はしないことです。

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